新卒で営業職として社会人デビューしたのは平成12年でした。コンプライアンスやパワハラには、まだまだ甘い時代です。
大学の同級生に比べればまだましなBtoB商社営業だったわけですが、物が売れない時代の営業は厳しかったですね。
就職氷河期でも求人が多かった、小売、先物、飲食、パチンコ・・、これらの業界へ行った同級生は数カ月、長くとも1年で、ほぼ全員が辞めていました。
新卒の思い出
私は3年働きましたが、営業に向かない「陰キャ」にしては、我ながらよくやったと思います。
同僚の前で怒鳴られるのは日常茶飯事。飲み会となれば、悪酔いした上司が灰皿に日本酒をドボドボと入れて「飲め!」とやられます。
映画「首」の遠藤憲一のように「はい、喜んで、頂きます!」とゴクゴク飲んでいましたよ。
そして、周囲の人間はニヤニヤして見ているだけ・・。新人が通る道という事ですね。
ちなみに上場企業の話です。
そのうちに潰れる
2年目を過ぎたあたりで、辞めて次が無い恐怖より、この仕事を定年まで続けるのは不可能だと思って、逃げの準備を始めました。
心が壊れてからだと身動きがとれなくなるので、思考が出来るうちに動けて良かったと思います。
何かのせいにしたい
ロスジェネ世代は、私も含めて、時代が悪かったと言う人が多いです。
それに辟易する若い世代が居るのは分かります。もちろん同年代でも成功している人は、たくさんいるわけですからね。
でも上手くいかなかったのは、すべて自分の責任だと言われたら辛いです。
私は運良く時勢に乗ることが出来ましたが、あのまま新卒の会社に居たら、再就職に失敗したら、と、詰んでいた分岐もたくさんありました。
ロスジェネおじさんの悲哀話は、寛大な心で聞いてくれると嬉しいです。
コメント
こんにちは。
2025年新卒で営業です。
入社前からリタイアブログを見ている僕には、営業は無理な気がしてきました。今から公務員試験受けようかなあ(笑)
こんにちわ。
軽々しく「大丈夫」とは言えませんが、今はこんな事は減っているはず・・。
未来を想像したときに営業をやれている自信が無ければ、
公安系以外の公務員を目指すのも良いかもしれませんね。