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就職氷河期、何がキツかったのか

氷河期 就職氷河期

大卒者における就職氷河期の中で「超氷河期」と呼ばれるのが2000年です。同年の有効求人倍率は0.59%、大卒の就職率は55.8%となっています。

私は、まさにこの2000年に大学を卒業して、就職しました。

もちろん成功者はいます

私は何度も氷河期時代の話を書いて「辛かった」と言っていますが、もちろん同年代にも成功者は多数います。

ただ、成功できなかった人が、努力不足だと切り捨てられるのが納得いかないのです。

何がキツかったのか

受験戦争時代の最終組として、高校・大学受験ではそれなりに苦労しました。

そして苦労して入った大学を卒業しても、まともな就職をするのが難しい社会情勢でした。大企業は全て、採用数を絞りに絞っていましたね。

当時、一番ワリをくったのが、この時代で無ければそれなりの就職が出来たであろう「普通の人」です。

学歴や能力でいうところの「中」「中の下」「下の上」あたりが、のきなみ最下層へ落とされました。

入社した会社は、ブラックかブラックに近いグレー。耐えきれず辞めたら、ブラックループが待っています。

下へ下へと下がって行きます。

さらに、

「嫌なら辞めろ、お前の代わりはいくらでもいる」と言われ、いきなり即戦力を求められました。

パワハラ、サービス残業、鬱は甘え。

運良く成功した人が、落ちぶれたヤツは怠け者だと自己責任論を唱えます。

入ったときは年功序列給料だったのに、給料が上がりそうなときに成果主義に変えられ、知らぬ間に終身雇用も無くなっていました。

梯子を外され続けた世代ですね。

泣き言ばっかり言ってますが

私は運良く生き残りましたが、救いの無い状況に陥っている同級生がたくさんいます。

四半期に一度は、氷河期時代の泣き言を書いていますが、言い続けないと忘れ去られると思うのです。

愚痴が嫌いな方には申し訳ないですが、まだまだ止まりませんので、定期的に続きます。

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