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FIRE民のiDeCo出口戦略【イデコ改悪】

時と金iDeCoイデコ iDeCo

iDeCo増額の朗報があったばかりですが、続いて改悪のニュースが流れました。

先日の税制改正大綱でiDeCoのルール変更が書かれていました。今後、ルールが変わる可能性があります。

しかしアーリーリタイア界隈の方には、あまり関係は無いかと思います。

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騒がれている変更点

出口の退職控除の取り扱いが変わりました。

ーざっくりとした例ー

60歳で先にiDeCoを受取、5年後の65歳で退職金を受取で、それぞれ退職控除を使用可能。

だったのが、

60歳で先にiDeCoを受取、10年後の70歳で退職金を受取で、それぞれ退職控除を使用可能。

となるかもしれません。

ダメージがある人と無い人で差が大きい

普通の企業では、70歳で退職金とはいきませんので、今まで「私の所属会社は5年ルールでいける」と考えていた方には、額の大きい退職控除の使用に関わってくるため、かなりのダメージでしょう。

しかし、このブログを見ておられるようなアーリーリタイア界隈の方々は、iDeCoの受け取りを考える年齢まで働かないと思いますので、関係無いですね。

もちろん70歳で退職金を受け取れる方も、関係ありません。

前回の改悪の方が激痛だった

前回の14年ルールが19年ルールに変更した時の方が絶望しました。

私の場合47歳で退職金をもらっていますので、当初は62歳でiDeCoにも退職控除が使用出来るはずでしたが、改悪の結果67歳に伸びました。

制度上60歳で出せるのですが、控除が使えなくなると19万円~20万円の税金が発生します。

さすがにバカらしい。

年金として受け取る場合は、雑所得として公的年金等控除の対象になります。

しかしその場合は、総合課税となり、所得税、住民税、国保料に影響が出ます。試算が面倒ですし、試算したところで「どうせまた制度変更があるだろう」と思うとやる気もおきません。

こんな私ですので、出口を変更される厳しさは、誰よりも分かります・・。

今回の被害者の方々にはお見舞い申し上げます。

アーリーリタイアを目指す方で

国民年金の保険料を免除しない方は、額を下げてでもiDeCoを続けましょう。

60歳で一括受け取りが可能になる場合があります。

確定拠出年金を一時金で受け取る以前「19年以内」に退職金を受け取っていた場合、
雇用期間と確定拠出年金の加入期間の重複部分は退職所得控除額が減額される。

つまり退職するまでは重複しますが、以降はiDeCo加入期間となります。

ー例ー

50歳で早期退職後、iDeCoを受け取れる60歳まで10年継続し掛け金を拠出する

退職所得控除額=40万円×10年(加入年数)=400万円

退職所得=(iDeCo-400万円)×1/2

∴ iDeCoを400万円までに調整すれば課税されない

なお、拠出を止めて運用指図者になれば以降は、加入年数に含まれません。

私のような「国民年金免除者」はiDeCoに拠出できませんので、運用指図者となります。

改正、改悪はつきものですが

iDeCo、旧NISA、カードポイント、ファミペイ錬金術、納税ポイント、等々、

「得だな」と思ったシステムは消えていきます。

カードの改悪なんて日常茶飯事ですし、旧NISAに至っては切り捨てられましたからね。

基本は、お上のやることですので諦めています。

しかし、

「特別法人税復活」や高市早苗が唱える「金融所得課税30%」が来たら、さすがにみんなでデモしましょうね。

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