サラリーマン時代は、声が大きい人の意見が通っていました。恫喝まがいのやり口でも、揉め事になる方が面倒くさくなるので、そのような不逞の輩を持ち上げたり宥めたりして、ご機嫌を取って懐柔するのです。
もちろん、人一倍揉め事が嫌いな私も、そのような人にゴマをすって生きてきました。「これも給料の内だ」と思って働いていました。
結局、あつかましくものを言える厚顔無恥な人は、他人の心情など考える事も無いので、嫌な思いもせず、楽しく生きていけます。
私は心が狭い人間ですので、
「こちらは、心無い言葉で深い傷を負っているのに、あいつはのうのうと生きて不公平だ」
と、思ってしまいます。
「あんな風に生きられたら、どれほど気楽に人生を歩めるのだろう」
と、羨ましくさえあります。
自分が他人からどう思われても気にしない能力は、競争社会で生きて行くには最強のスキルだと思います。
こんな事に耐えられない人が、私のように逃げのアーリーリタイアに走るのでしょうね。
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