前回からの続きです。
ETFばかり考えていましたが、配当が出る投資信託にも、信託報酬が安い良さそうに見える商品が増えました。
SBI日本高配当株式(年4回決算型)
昨年12月からの商品で、まだ日は浅いですが資産は800億円を突破しています。
- 純資産 811億円
- 信託報酬 0.099%
- 直近利回り 4.07%
リターンは日経平均インデックスより若干劣っていますが、まだ誕生して1年未満ですので評価するには早計ですね。そして何より、この信託報酬は魅力です。
この商品は人気ありますよね。ほぼ同時期にスタートの【Tracers 日経平均高配当株50インデックス】は、現在の資産100億円です。こちらも信託報酬0.10725と頑張っているのですが・・。
インデックスよりアクティブの方が人気するのですかねえ?
SBI全世界高配当株式(年4回決算型)
2024年10月スタートですが、話題になってました。
全世界株式ですので、次回の銘柄選定コンセプトとは外れます。
- 純資産 74億円
- 信託報酬 0.0550%
こちらも年4回分配金が出る投資信託です。そして、この信託報酬には驚きました。
高配当分配金有り投資信託の環境
私もそうですが、日本人は「高配当」「分配金有り」が大好きです。おそらくNISAで、新しく流入した層をターゲットにしているのでしょう。
商品を見ると、ノーロードはもはや当然で、信託報酬は0.1%を切ってきました。選択肢になりうる商品が増えて良き環境になりましたね。
結論
信託報酬は本当に魅力的ですが、新NISA成長投資枠で投資信託は買いません。
理由
- 若すぎる商品のため資産額が低いこと。
- 同じ理由で、運用についての評価をするのは早すぎること。
- タコ足配当への嫌悪感。
とりあえず、評価するには早すぎる商品を購入するのは、どうかなと思いました。
いくら信託報酬が安くてもトータルリターンが悪ければ本末転倒ですからね。
さらに投資歴が古い人あるあるかもしれませんが、投資信託で「分配有り、アクティブ」となると、ゴミ商品に溢れていた時代の、悪いイメージが沸きあがります。「スマートベータ運用」と記載されていますが、まあ、アクティブと考えて良いでしょう。
タコ足についてですが「元本取り崩しの特別分配金になる可能性がある」と届出書には記載されています。タコ足=悪では無いと思うのですが、NISA口座でタコ足配当を受け取るのは、ちょっとどうかと思います。
2025年NISA成長投資枠は、
今のところ、分配金有りの投資信託は選択肢から除外します。
となると、前編で挙げた銘柄
【1489】日経平均高配当株50指数連動型ETF
【1597】東証REIT指数連動ETF
何も無ければ、これらを120万円ずつ購入となりそうです。
自分で買うと言っておいて何ですが、
日本の高配当株式など、下がったときに集める物だと思うので、あまりオススメはしません。
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