貧乏アーリーリタイアと相性が良い趣味のひとつである読書。図書館で1日楽しく過ごせる方は、アーリーリタイア適正が高いと思います。私も読書がそれなりに好きなのですが、最近、興味をもった本がこちらです。
変な家 著:雨穴
新聞広告やネット広告に頻繁に出ていましたので、読んでみました。前情報は、試し読みでの雰囲気のみ。私の予想としては、変な家の物件情報がいくつも出てきて、それについてホラー的にまたは、エンタメ的に解説する・・このような話だと思っていましたが、ぜんぜん違いました。
かなりぶっ飛んだ設定のホラーミステリー小説ですね。読みやすかったので2日ほどで完読しましたが、正直イマイチでした💧 設定があまりに現実的でなかったのでハマれませんでした。
読み終わってからyoutubeの「【不動産ミステリー】変な家」を見ましたが・・
結論:本を読むよりyoutubeをおすすめします。
彼女が最後に見たものは 著:まさきとしか
こちらは、大ヒットミステリー小説の続編ですが、私は前作を読んでいません。それでも、まったく問題なく楽しめました。少し重めですので、体調が良いときにオススメします。
クリスマスイブの夜、新宿区の空きビルの一階で女性の遺体が発見された。五十代と思われる女性の着衣は乱れ、身元は不明。警視庁捜査一課の三ツ矢秀平と戸塚警察署の田所岳斗は再びコンビを組み、捜査に当たる。そして、女性の指紋が、千葉県で男性が刺殺された未解決事件の現場で採取された指紋と一致。名前は松波郁子、ホームレスだったことが判明する。
予想外の接点で繋がる二つの不可解な事件の真相とは――!?
https://www.shogakukan.co.jp/books/09407093
彼女はなぜ殺されなければならなかったのか。
彼女はなぜホームレスになったのか。
誰も知らない真実が明らかになる瞬間、世界が一転する。
犯罪捜査モノは、物語の推進力がありますので、一定の文章力があれば最後まで読めてしまいます。どこでオリジナリティを出すのかが作家様の力の見せどころですよね。
この物語は、いわゆる大どんでん返し的なお話ではありませんが、登場人物の心象を丁寧に書くことで、数名の登場人物の存在がそれぞれ映えて読みやすく楽しかったです。ただ、上記のように少々重めですので、例えば、朝井リョウの「何者」を読んで辛かったような方は合わないですね。
自己承認欲求、他人より幸せになりたい、SNS幸せアピール、このあたりの描写をこれでもかと見せられますので、苦手な方は避けて下さい。
暑い季節がやってきます。私のようなインドア派の方々は、大人しくクーラーのある部屋で読書、ゲーム、映画に勤しみましょう。steamのサマーセールも始まっていますよ。
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