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アーリーリタイアと読書 18

本2024-6 読書

 貧乏アーリーリタイアと相性が良い趣味である読書。図書館で1日楽しく過ごせる方は、アーリーリタイア適正が高いです。私は月に2~3冊読むくらいのライトな読書好きですが、最近、面白かった本がこちらです。

早朝始発の殺風景 青崎 有吾 (著)

青春群像劇です。定期的に青春小説は読みたくなりますね。

早朝始発の電車の中で、接点の無いクラスメイト「殺風景さん」と偶然二人きりになり、こんな時間から彼女はどこへ行くのかを推理する・・、これが第一章です。

てっきり最初の話が軸になるかと思いきや、完全に章ごとに独立した群像劇でした。各章の登場人物達はラストで薄く繋がるくらいです。

各章ごとにちょっとした謎解きが散らばっていて、サクッとそれを解決していく進行ですね。

個人的には2章の女子高生3人組の話が優しくて好き。

さらっと読めるライトな青春小説が読みたいならこれをどうぞ。私は未見ですがAmazonプライムで全6話のドラマを発見しました。面白いのかな?

ルポ路上生活 國友 公司 (著)

著者が2か月間、路上生活をしたルポ。体を張った取材のためリアルで面白いです。

「健康保険料を払わないとどうなるか」が、最近、高い保険料を支払ったばかりの私にはホットな話題でした。最悪、保険料未払いで一定期間(1年半)を超えても、困窮者には「無料定額診療事業」で、無料または低額で医療を受けられるそうです。日本のセーフティネットは、なかなかどうしてしっかりとしています。

さらに、大都市では頻繁に炊き出しがあり、少なくとも飢え死にする事は無いようです。

しかし・・、ネズミとゴキブリとの共同生活は、なかなかに厳しい。

さらに犯罪に巻き込まれる不安もあります。ホームレス襲撃事件や生活保護受給者の囲い込みなど、社会的弱者にトドメを刺す輩が常に一定数居るようです。世界は優しくない・・。

総じて、ゴキが1匹家に出ただけで眠りが浅くなる私には、ハードで不可能な世界でした。

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