読書は、貧乏アーリーリタイアと相性の良い趣味です。
私は月に1~2冊ほど読む程度のライトな読書好きですが、最近読んで面白かった2冊を紹介します。
『爆弾』著:呉 勝浩
映画化もされた人気小説です。
些細な傷害事件で、とぼけた見た目の中年男が野方署に連行された。たかが酔っ払いと見くびる警察だが、男は取調べの最中、「十時に秋葉原で爆発がある」と予言する。
物語は、酔って器物損壊事件を起こしたスズキタゴサクの取り調べから始まります。
第一部は淡々と進みますが、第二部から一気に緊迫感が増し、取調室の空気も一変。第三部では事態が想像を超える展開へと発展していきます。
最初は「社会から見捨てられた者のルサンチマン」がテーマなのかと思いました。しかし、タゴサクの動機は単純ではなく、承認欲求をはじめとするさまざまな感情が複雑に絡み合っており、一言では片づけられません。
そして、理解できないはずの怪物に、どこか感情移入してしまう自分が恐ろしくもありました。
「別に爆発したっていいじゃないですか。」
この一言の不気味さは、本書を象徴しているように感じます。
映画やドラマで大どんでん返しに慣れすぎているせいか、個人的にはラストは少し物足りなさもありました。ただ、物語全体としては綺麗に風呂敷が畳まれており、読み応えのある一冊でした。
読んでいる途中は、「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」のような結末になるのでは……と勝手に予想しながらページをめくっていました。
「こんな世界、滅んでしまえ。全部ぶっ壊れてしまえ。」
そう考える人が増えてしまったとき、現実にもタゴサクのような存在が現れるのかもしれませんね。
地図でスッと頭に入る世界の資源と争奪戦
資源問題は、世界情勢や経済を理解するうえで欠かせないテーマです。
本書は、その複雑な内容を地図やイラストを多用して分かりやすく解説しており、世界の資源がどこにあり、それを巡って各国がどのように動いているのかを手軽に学べます。
特に中学生くらいで読めば、地理や国際情勢への興味がぐっと深まる一冊だと思います。
私は「地図でスッと頭に入る」シリーズが好きで、最初に読んだのは三国志編でした。
歴史でも現代情勢でも、地図があるだけで理解度は大きく変わります。物語を読むときも、「この人物はここからここへ移動したのか」と地図を眺めながら読むのが好きです。



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