ネットニュースに登場する「仮名さん」は存在するのでしょうか。
ここでいう「仮名さん」とは、
- 不動産投資
- 投機に近い投資
- 夢だった飲食店経営
これらを定年退職後に突然始める香ばしい人の事です。
毎月2~3回はネット記事になっています。
直近で挙げると、

冗談だよな?…退職金1,800万円・60歳の元サラリーマン、定年祝いの「箱根温泉旅行」で天国から地獄に突き落とされた“妻のひと言”【FPが解説】(THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン)) - Yahoo!ニュース
60歳で定年退職し、老後は料理上手な妻と一緒にカフェを始めようと考えていた山本さん(仮名)。子どもたちがプレゼントしてくれた温泉旅行の最中、満を持して妻に打ち明けると、驚きの返事が返ってきました。い
この山本さん(仮名61歳)は、本当に居るのですかね?
この記事を要約すると、
定年退職金1,800万円。過度な贅沢さえしなければ定年後にカフェを開いても大丈夫そう。お菓子作りが得意な妻も喜んでくれると思っていたら、とうの昔に愛想をつかれており、定年離婚になった。
不幸な人が多い世の中は嫌だ
山本さん(仮名61歳)の場合は「無謀な飲食店経営の失敗」ではなく「定年離婚」ですが、どちらにせよ悲惨です。
定年まで勤めあげ「さあ、やりたい事をやるぞ」と思ったら、財産分与や年金分割で資産は半減、家に一人きり・・。
アリとキリギリスの童話は通用しない世の中ですね。
妻の気持ちを察する事が出来なかったという落ち度はありますが、もしこの山本さんが本当に存在するなら、心が強い人である事を祈るのみです。
こんな不幸な人が月に2~3回は記事になって登場します。
いや、そんなに居ないでしょう?
居ないと信じたい。
念のため・・
今更ですが、飲食店の3年以内の廃業率は70%と言われています。
そして、飲食店に限らず、独立開業の辛苦は、サラリーマンのそれとは違うベクトルにありますので、今までとは違った種類の体力と精神力が必須です。
さらに、耳にタコが出来るほど言われていますが、定年後に何かを始める場合は、老後資金とは別の「余裕資金」で始めましょう。
それを失えば潔く撤退する強い意志も必要です。
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