日本のメディアが大嫌いなトランプ大統領が再び誕生しました。
さっそくデンマークやカナダに喧嘩を売り、数々の大統領令を出していましたが、下手を打つと日本も的にされるかもしれませんね。
経済の行方
トランプ氏の理想は、コストがかかる世界の警察で覇権を維持するよりも、自分たちの生活を優先し、白人男性を中心とする「自国のみ」の経済繁栄を果たす事です。
私のような米国に投資している者からすると、アメリカの更なる発展は望むところです。
しかし、保護主義が行き過ぎると「世界の資本主義」が成り立たなくなる危険性があります。一つの国がコケるだけで世界があおりを受けるような、複雑で不安定な現環境では、1国だけが大勝することは難しい。
それを世界一の大国が無理にやろうとすれば、大きな歪が生まれるかもしれません。
熟成された資本主義経済は、簡単に機能不全になるとは思えませんが、アメリカの動きが世界経済に大きな影響を与えることは間違いありません。
日本への影響
日本にとってトランプ大統領は、プラスにもマイナスにもなるでしょう。
たとえば自動車産業ひとつとっても、中国しか得をしないEV普及政策は後退するので、日本にプラスです。しかし、日本車の生産拠点がカナダやメキシコにあるので関税次第でマイナスになります。
ちなみに帝国データバンクのアンケート調査では、プラスの影響が10%、マイナスが44%と悲観的です。

第2次トランプ政権、日本経済に「プラスの影響あり」と答えた企業の割合は?
帝国データバンクは1月17日、第2次トランプ政権に対する企業の見解を調査し、結果を発表した。同調査は、2024年12月16日~2025年1月6日の間、全国1万935社を対象に実施したもの。
まとめ
トランプ氏も78歳ですし、大統領は2期までという不文律もあるので、良くても悪くても4年で終わりです。
前回のトランプ政権時も、就任前からマイナス意見をさんざん聞きましたが、少なくとも我々のような末端投資家には影響がありませんでした。
今回も同じような結果に落ち着くのではないでしょうか。
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