スポンサーリンク

【SPYD】 ~米国高配当ETF~

etfETF

 今回は日本人大好き高配当ETFのひとつ、【SPYD】(SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF・SPDRポートフォリオS&P500米国高配当株 ETF)の分析をします。前回、分析した【HDV】とともに、私のポートフォリオの主力ETFのひとつです。3年ほど前から、定期買い付けで少しづつ口数を増やしていき、現在は、資産の30%が【SPYD】となっております。同じ米国高配当ETFでも、【HDV】【VYM】とは、趣旨がまったく異なったETFですので、それを知った上で投資した方が良いかと思います。

スポンサーリンク

【SPYD】とは

 アメリカ市場、S&P500の構成銘柄のなかで、配当利回り上位80銘柄で構成されたETFで、提供会社は世界3位の運用会社ステート・ストリートです。

銘柄数80
純資産額79億ドル
ベンチマークS&P 500 High Dividend Index
配当金0.40499ドル(2022年6月)
直近分配金利回り4.12%
経費率0.07%
設定日2015年10月21日
2022年6月

 見るべきは、配当の高さと経費率の低さですね。おそらく、このETFを購入する層は、定期的なキャッシュへの期待でしょう。私も、配当金を得るためだけに、ホールドしています。80社への投資ということで、分散性も十分ではないでしょうか? 若いETFですので、資産額は、まだ少なめですね。これからに期待です。分配金額は、月によって、かなりムラがありますね。

【SPYD】保有銘柄

ティッカー銘柄名保有比率
PFEBaker Hughes Company1.57
ABGOChevron Corporation1.54
CMAAbbVie Inc1.46
STXSempra Energy1.44
SPGNewmont Corporation1.42
AIXEOG Resources Inc1.40
2022年3月

 前回紹介した【HDV】と比べると、HP以外は、何をやっているのか分からない会社が多いですね。上位保有銘柄を書きましたが、80銘柄均等割合(1.25%ずつ)で投資していますので、上位保有銘柄を知る意味は、まったくありません。さらに年2回のリバランスで、利回りの低くなった銘柄は外されますので、構成銘柄は、頻繁に変わります。このようにして、高配当を維持しているのですね。

【SPYD】資産構成

2022年6月

 不動産が入ってますね。設定以来、上位に組み入れられています。金融もまた多いですね。上位4セクターで60%超えており、かなり尖ったETFであることが分かります。2022年3月の組み換えで結構変わりました。しかし、トップ4は変わりません。

【SPYD】分配金の推移

 このETFに関しては、一番大事な項目ではないでしょうか? 年4回の配当で、3の倍数月の月末に入金されます。

2018年2019年2020年2021年2022年
3月USD 0.348USD 0.339USD 0.396USD 0.636USD 0.652
6月USD 0.376USD 0.461USD 0.365USD 0.398USD 0.405
9月USD 0.450USD 0.447USD 0.263USD0.386
12月USD 0.443USD 0.497USD 0.606USD0.127

 配当利回りは、4%前後を期待したいところです。資産構成を見ると、察するかと思いますが、景気に敏感に反応します。コロナショックのときは、しっかりと減配しています。しかし、しっかりと戻りますので、慌てて狼狽売りしないように・・。減配した配当金をもらって耐えると報われるかと思います。
 2021年度は、5%減配という残念な結果ですが、株価が10%程度上がっていることも考慮しておくべきですね。

【SPYD】トータルリターン

青:SPY(S&P500) 緑:SPYD

 

 2年データですが、トータルリターンは、圧倒的に、SPY(S&P500)>SPYDですね。5年データを見ても同じです。コロナショックの下げも、SPYDの方が激しく、戻りも鈍いです。効率だけを考えれば、S&P500を買うのが、一番良さそうですね。

【SPYD】コロナショック

 不況時や、ショック時に、決して狼狽しないよう、上記のSPYD株価ナイアガラグラフを見て耐性を付けておきましょう。株価も配当も50%減くらいは見込んでおいた方が良いかと思います。ただ、今回は疫病での暴落でしたので、もし金融的な派生なら、結果は変わったかもしれませんね。ここまでパフォーマンスが落ちたのは、世界的に移動が止まったため、エネルギー銘柄が低迷してしまった事も、大きな理由だと思いますので・・。

【SPYD】まとめ

・80社に1.25%ずつ分散投資しているが、セクターの偏りが大きい。
・不動産の割合が大きい。
・ETFのリバランスのルール上、不人気銘柄が集まることになるが、それゆえに高配当が維持される。
・分配金目的で購入するETFであり、キャピタルゲインには期待できない。
・景気に敏感に反応する。コロナショックにより、暴落に弱い事が判明した。

 信託報酬が安く、配当利回りが高い。これが全てのETFです。トータルリーターンでS&P500に負けてしまいますが、私のような、定期的なキャッシュが欲しい人には、魅力的なETFだと思います。
 コロナショックでの暴落時に、手放した方が多かったようですが、不況時の(減配したとはいえ、)定期的な配当金はありがたい限りです。今をときめく情報系企業など入っていませんし、不人気銘柄が集まっているわけですが、それでもS&P500企業なので、問題は無いかと楽観的に思っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました