SBI証券のHPから、2021年上半期の米国株・ETFランキング(お客様調査)を見ることが出来ます。おそらく初めて米国株を触る方々は参考にされるランキングだと思います。
人気保有銘柄ランキング
米国株 | 米国ETF | |
1位 | アップル | SPYD |
2位 | AT&T | VOO |
3位 | コカ・コーラ | VYM |
4位 | ジョンソン&ジョンソン | VOO |
5位 | マイクロソフト | VTI |
デビュー人気銘柄ランキング
米国株 | 米国ETF | |
1位 | アップル | SPYD |
2位 | テスラ | VOO |
3位 | コカ・コーラ | VYM |
4位 | AT&T | VTI |
5位 | ズーム | VT |
米国株を初めて触る方の人気銘柄にテスラやズームが入っているところに時代を感じますね。そして、AT&TやSPYDに人気があるところに、日本人が配当収入を好む嗜好が分かります。資産の3割近くをSPYDで占めている私が言うのも何ですが、資産形成期の方がSPYDをごっそりと保有していくのは、あまり効率が良くありません。私は、アーリーリタイア後の現金確保のためSPYDを持っていますが、配当再投資というのは、得てして効率が悪いです。トータルリターンを比較したグラフが一番分かりやすいかと思いますが、
2016年1月~2021年9月までのVOOとSPYD
株価を牽引するハイテク銘柄の影響が過分にありはしますが、トータルリターンでVOO150%、SPYD81.5%と倍近くの差が出ています。ついでにコロナ前(2016年1月~2019年12月末)までのトータルリターンを見てみると、
VOO73.8%、SPYD63.1%と、ここでも10%程度VOOの方が上回ります。私は資産形成期に関しては効率重視を推しますが、運用者が商品に、納得・安心できないと長期間続けられませんので、そのような商品選びが大事ですね。
ちなみに私の資産形成期の推しETFを書いておきますと、
- VOO・・安定のS&P500連動ETF。経費率0.03%。分配金は1%~1.5%の範囲で出ます。
- VT・・精神的に安定できる全世界分散株式ETF。経費率0.08%と、こちらも超優秀。全世界に分散しているのですが、アメリカだけで構成比率50%以上を占めていることはお忘れなく。ゆえにVOOが下がればVTも下がります。それならば、パフォーマンスの良いVOOで良いやん、という考え方もあります。ちなみに分配金は2%前後ですね。
- VTI・・アメリカの中小企業も含めたETF。アメリカ全部買いですね。経費率0.03%。分配金は1%~1.5%の範囲で出ます。投資信託楽天VTIで、日本でも名前が売れています。
この3つは全て優秀ですが、長くコツコツと買い続けるなら、VTを特に推します。パフォーマンスは落ちますが、万が一アメリカが落ちて来たときに、狼狽しなくても済みますからね。長く続けるなら精神の安定は大事なことだと思います。最後に、VTとSPYDの2016年1月~2021年9月までのトータルリターンを出しておきます。
VT113.8%、SPYD81.5%。やはり効率だけを考えると高配当株投資は、割に合わないですね。
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