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ゼロリスク症候群

zerorisk アーリーリタイア

 アーリーリタイアの話をすると、ゼロリスク症候群を患っている人と、かち合う機会が多い気がします。人それぞれ考え方がありますので無下にする気は毛頭ないのですが、その多くは根本的なところで議論が噛み合わず、不毛な会話になってしまいます。

この場合のゼロリスク症候群とは、お金の心配を過剰にする人たちのことですね。40代で仕事を辞めてしまって、大病したらどうするのか、100歳くらいまで生きたらどうするのか、資産が大暴落したらどうするのか・・、等を言われる訳です。

何千万円もかけないと助からないような病気の場合は、そもそも働いていても駄目ですね。それ以外の場合は高額医療費制度を利用して可能な範囲で治療します。

100歳まで生きたら、お金を持っていても管理できなくなっているでしょうし、これを考えるなら、嫌いな仕事を続けて明日死んだらどうするの、という問題も同時に考えなくてはいけません。

経済危機等による資産の暴落については、個別株を排除して、現金比率を高めたポートフォリオを維持し、可能な範囲で耐えられるように工夫しています。

お金の欲望というのは尽きることがありません。仕事が好きな方は一生現役で良いかと思いますが、私のように仕事が大嫌いで毎日毎日、精神が削られているような人間は、どこかで折り合わないといけません。かくいう私も、本当は1カ月前にリタイアする計画もあったのに、割増退職金というお金の欲望に釣られて今も仕事をしている訳です・・。

アーリーリタイアをする人で、いわゆる「Fat FIRE」が出来る人は稀だと思います。大半は、私のように、寿命と資産と仕事を天秤にかけて、ウンウン唸って折衷案を捻り出し、アーリーリタイアに至るのだと思います。そのためにもリスクと正しく向き合うのは、忘れてはいけないポイントですね。

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