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iDeCoおすすめ商品

年金 iDeCo

 サラリーマンで早期退職のために資産運用に励んでいる同志の方々は、iDeCoの利用はしておられるでしょうか? 私は2017年から加入しており、数少ないサラリーマンの節税対策であることや、NISAより使いやすい制度であることから、この制度への加入をお勧めします。

具体的な数字を書いておきますと、私(年収570万円)の場合、年間144,000円拠出し、単純計算で28,800円の減税となり、これが一番のメリットですね。

当然ながらメリットがあればデメリットもありますので、紹介しておきます。まだ iDeCoを利用していない方は、これを機会にいかがでしょうか? ちなみに2020年3月末時点の加入者は約156万人で人口の1.23%くらいです。

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iDeCoとは

 iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)とは、確定拠出年金法に基づいて実施されている私的年金の制度です。60歳まで拠出した掛金を自分で運用して資産を形成し、60歳以降に老齢給付金を受け取ることがでる年金制度です。掛金をざっくりと下記に書いておきます。

  • 自営業者 68,000円/月
  • 会社員&公務員 12,000円~23,000円/月
  • 専業主婦(夫) 23,000円/月

 投資の入門にも良いかもしれませんね。

加入方法

まずは証券会社iDeCo口座を開きます。このブログを読まれている方なら、ネットで申し込みでしょうね。どこで開いても良いのですが、口座管理手数料が安く iDeCoで購入したい商品がある証券会社にしましょう。会社によって商品ラインナップは変わってきます。特にこだわりが無いのでしたら、口座開設数が多い楽天証券かSBI証券が無難です。ちなみに私は、当初最も口座管理手数料が安かった楽天証券を利用しています。

口座開設で必要なものは、身分証明書、年金番号、事業主の証明書が必要です。事業主の証明書は、口座開設をする方が所属する会社の、総務課や人事課に問い合わせればもらえます。私は、資産運用している事を会社の人間に言うことが不快でしたが、背に腹は代えられません。しょうがないので、お願いして証明書をもらいました。投資はコッソリとしたいのですがねえ・・。

メリット

  1. 節税効果 
    私の場合、年144,000円拠出しており、これが全額所得控除。所得に税金がかからないので、ざっくり計算144,000×20%=28,800円減税/年となります。
  2. 運用益が非課税
    通常は運用益に対して20.315%の税金がかかりますが、iDeCoは非課税になります。
  3. 受け取り時の税軽減
    退職所得控除で税負担の軽減。(ただし退職金が多い方はこのメリットが得られない可能性有。要確認。)

 節税効果が一番の利点ですね。続いてデメリットです。

デメリット

  1. 手数料がかかる。
    証券会社で普通に投資信託を保有している場合は信託報酬のみですが、それに加えて手数料もかかります。加入時2,829円・口座管理料171円/月。
  2. 60歳まで受け取ることができない。
    制度としては私的年金制度のため。
  3. 特別法人税の問題。
    現在凍結されている制度ですが、これが復活するようなことがあれば、・・終わりです。(^^;) この制度は企業年金の年金積立金に対し特別法人税(年1.173%)が掛かるというものです。例えば、iDeCoの運用額が100万円なら、11,730円の税金が発生します。政府はタンスのお金を投資に回して欲しいようですので、それに水を差すような本制度復活の可能性は限りなく低いと思います。しかし可能性はゼロでは無いので、頭の片隅に入れておきましょう。

商品の選択方法

ぜったいに元本保証は譲れない方は、定期預金を選択しましょう。どの会社の商品にも1本くらいはあるはずです。投資信託を購入する方は、これから長く購入するものですので、良く考えましょう。どの商品にするかを考える時間も楽しいですよ。また、途中で商品が気に入らなくなったら変更も可能です。商品を決めたら、気楽に始めちゃいましょう。

どれを選択すれば良いか、まったく分からない方は、オススメを書いておきます。(楽天証券の場合です。)

  • 外国株式 (なんだかんだ先進国は強い!に賭けたい方)
    たわらノーロード先進国株式 私はiDeCoに関しては100%これを買っています。中身はアメリカ株60%超えであることは知っておきましょう。しかしこれを選択するなら、SBI証券のeMAXIS Slim先進国株式で良いかもしれません。
  • 米国株式 (これからもアメリカの時代!に賭けたい方)
     楽天・全米株式インデックス・ファンド 私が口座を開いた当初はこれがありませんでした。
  • 全世界株式 (世界の経済成長!に賭けたい方)
     楽天・全世界株式インデックス・ファンド 私が口座を開いた当初は・・以下略。
  • バランス (面倒くさい事を考えたくない方)
     楽天・インデックス・バランス 株式15%債権85%という配分が好きならこれをどうぞ。楽天証券の他のバランスファンドは信託報酬が高すぎるので注意が必要です。SBI証券のeMAXIS Slimバランスは、8資産均等配分で信託報酬も低いです。本当にズボラな人は、iDeCo以外の口座も、全てこれで良いかと思います。お金が余ったら、とりあえずこれを買う・・、超シンプルですが、そこそこのパフォーマンスは得られます。

 この中から、どれかを選んでみると幸せになれるかもしれません。債権はパフォーマンスが悪いのでお勧めしません。国内株式も外国株式に比べてパフォーマンスが悪いので、国内株式を購入したいなら、全世界株式に含まれますので、こちらをお勧めします。買いたい商品が複数あって決めきれない方は、例えば債権50%株式50%とかに分けてしまっても良いかと思います。できるだけ絞った方が、管理が楽で良いのですが。
 個人的見解ですが、楽天証券で iDeCo口座を開く方は、楽天バンガードシリーズ楽天・全米株式インデックス・ファンド or楽天・全世界株式インデックス・ファンド)が商品ラインナップにあるからでは無いでしょうか? 「投資、早期リタイア界隈」からは、よく商品名が聞こえてきますよね。人気の商品です。
 また、SBI証券の場合は、eMAXIS Slimシリーズなら全て優秀な商品です。この中から選択すれば問題ないかと思います。

iDeCoの人気商品ランキング第1位とは

 最後に、世間一般の見識について書いておきたいと思います。人気ランキング第1位は「預貯金」となり、シェア率は35.9%とのことです・・。クドクドと株式が~、債権が~、と書いてた自分が恥ずかしいですね。(笑) しかし、さすがに各会社の預貯金の説明資料を見る気がおきませんので、それについては割愛させて頂きます。

iDeCoの人気商品ランキング第1位、3人に1人が加入する商品は?(高橋成壽) - エキスパート - Yahoo!ニュース
確定拠出年金統計資料(2020年3月末 運営管理機関連絡協議会)によると、2020年3月末時点のiDeCo加入者数は約156万人。企業型確定拠出年金の加入者数725万人と合計しても900万人に満たない

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