最終的な私のポートフォリオには、個別株は入っていません。現在、全資産に対して3%弱ほど持っている個別株も、処分してETFに入れ替える予定になっています。計画通り少しずつ処分していたのですが、処分した資金で別の個別株を買っていました。「全資産の2~3%くらいなら、投資を楽しむ枠に使っても良いよね。」とか「好みの銘柄は成熟した大型株だし、元々、石橋を叩いて渡らない人間ですので、市場から退場してしまうような傷を負うことは無いよね。」などと自分に言い訳をしていました。
しかし、リタイアが近づいてきた今、
- ゼロになるリスクがある個別株は、精神衛生上、良くない。
- 予定以上に多くのお金を突っ込んでしまう可能性がゼロではない。
ため、投資姿勢を改めようと思っています。
実は昨年末、以前、半年ほど持っていた成長株が急落し、あやうく痛い目に合うところでした。株に対する握力が弱いことがプラスに働いた形です。銘柄は【レノバ】(9519)ですね。
昨年末、秋田・千葉沖の計3海域の洋上風力発電事業者の入札があったのですが、三海域全て三菱商事が落札しました。再生エネルギー事業者の入札はレノバで決まりという空気だったのですが、ふたを開けてみれば、まさかの圧倒的な差を付けられての惨敗でした。
事業者 | 価格 |
三菱商事、中部電力 | 11.99円 |
JERA、エクイノール(ノルウェー) | 17.20円 |
レノバ、東北電力 | 24.50円 |
九州電力、RWE(ドイツ) | 18.40円 |
日本風力開発、オーステッド(デンマーク) | 22.59円 |
これにより株価は1株4600円から1500円まで急落しています。再生可能エネルギーという旬な銘柄ですので、チェックしていた方も居るのではないでしょうか? こんな心臓に悪い事案に巻き込まれないためにも、個別株からは、今度こそ、足を洗いたいと思っています。
・・と、言うわけで、少しずつ処分していきます。単元100株に戻してストックする気満々だった、NISA口座の【双日】をとりあえず売却。特定口座の【清水建設】もついでに売却。
そして、もう新規でフラフラと買わないように、スマートアラート(株価通知)の登録銘柄を全て外しておきました。


冷静に考えて、今回処分したスーパーゼネコンや大商社の価値が無くなる未来は見えないのですが、それを考えていると永遠に整理できませんので、さっくりと売却しました。今後、ポートフォリオに国内株式が欲しくなった場合は、ETFか投資信託で対応します。
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