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アーリーリタイアと日本株式

日本 株式

 私は、アーリーリタイアに備えてポートフォリオを考えるときに、日本株式を軸とすることを止めました。資産形成期には、日本株での逆張り集中投資をしていましたが、今思えば、資産が少ないからこそ出来た方法で、今は一発退場になるような投資はとても出来ません。私の現在のポートフォリオは、

ポートフォリオ

 このようになっており、日本個別株は5%以下になっています。私が、アメリカ株に移行した理由は、アーリーリタイアを考えたとき、リスク資産である株式をバイ・アンド・ホールドするなら、アメリカ株の方が将来伸びている可能性が高いと考えたためです。税金問題など、いろいろ悩みどころはある訳ですが、全財産を「アメリカ経済の成長性に賭けた」のです。投資信託で保険をかけていますが、私の購入しているemaxis slim先進国株式も中身を見るとアメリカ企業が半分以上を常に占めています。全世界株式投資で有名なバンガードのETF:VTにしても、中身はアメリカ企業が半分以上占めています。現状では自然に資産配分を組むと、アメリカが主になっていまい、アメリカを主としない配分を作る方が、難しく異端になるのですよね。

 先日、Diamond onlineで「日銀が大株主の企業ランキング」がのっていました。

「日銀が大株主」の企業ランキング!3位TDK、2位ユニクロ、1位は?21年3月末のETF保有大幅増
日銀が買い入れたETF保有総額(時価)は21年3月末時点で51.4兆円。「大株主」になっている上位3社はアドバンテスト、ファーストリテイリング、TDKだ。

 「日銀が大株主」の企業ランキング、3位TDK、2位ユニクロ、1位アドバンテストとの事ですね。この記事では、日銀のETF買いについて批判的に書かれていました。もちろん、日銀が日本企業の株価を下支えする構図が歪なのは、誰もが思う事だと思います。このまま買い続けて「出口戦略はどうするのか問題」など、一つ間違えれば大変マズイというのは私のような素人投資家でも分かる事です。
 ただ、現状は株価維持にはとても貢献していますし、分配金も入るのですから、悪い事だけではないですよね。また、キャピタルゲインを狙う投資家にとっては、私が主として取引していた頃と変わらず十分面白い相場だと思います。
 また、上記記事によりますと、

試算によると、22年3月末では日銀が20%以上の株式保有をする企業は7社、10%台のシェアを持つ企業は86社に増える見通しだ。

 とのことですので、どこまで行ってしまうのか先が見えません。やはり、アーリーリタイアのお供に日本株式を据えるのは、私には選択出来ません。日本経済がV字回復して、また経済大国の座に戻るルートもあるのかもしれません。しかし、確実に来ると分かっている人口減や社会保障の増加などを跳ねのけて成長している姿は少し見え難いです。
 
 一度きりの人生ですので、賭けるなら勝てる率が高い方を選択したいものですね。

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