題名は漫画のタイトルです。
NEETING LIFE ニーティング・ライフ
著:筒井哲也
経済ニュース等を掲載されているサイトで紹介されていましたので、無料部分42ページを読みました。
45歳で退職し「夢のニート生活」始めた男のリアル
パンデミック、クラスター、ロックダウン……。聞き慣れない単語の数々と不確かな情報が錯綜し、世界の常識は大きく変わり始めていた。そんな混乱のさなか、しがないサラリーマンである小森建太郎は、20年間働いた…
ニーティングとは、35歳以上の無業者が就業にも学習にも意欲を持たずニートのような生活を送ること・・と主人公が言っていました。彼は、45歳で2000万円を貯めて会社を辞め隠居生活に入りました。
この主人公は生活レベルが低くともリタイアを優先させたサラリーマンで、ボロアパートを借りて、読書をし、「人間関係に思い悩まず、怒りや嫉妬や恨みや憎しみなど負の感情に心を乱されることのない穏やかな毎日を、ただ繰り返し人生を終えてしまいたい」と願っています。
・・無料の導入部分を読んだだけですが、共感するところが多々ありました。ちなみに、この漫画の主人公が読んでいた「方丈記」ですが、私も大好きです💧
なんでしょうか。隠居願望がある人間を引き付ける本なんでしょうかね。「方丈記」や「平家物語」は厨二病の時に通った道なのですが、再び戻って来ました。流麗な文章が読んでいて気持ち良いのですよね。
ちなみにこの漫画ですが、無料部分の最後が怪しげな展開であったとおり、ここからサスペンス色が強くなるようで、展開が大きく動くようです。
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この作者の漫画は私の好みです。一番好きな作品は「予告犯」ですね。インターネット動画投稿サイトで犯行予告動画を投稿する謎の男が起こすテロ事件の話ですが、犯人が命を賭してまで願ったことが、切な過ぎて・・。お勧めです。
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ついでに方丈記もお勧めです。私は角川ソフィアの訳本推し。
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