先日、洋菓子店「パティシエ エス コヤマ」での時間外労働が問題になっていました。今回で2度目の是正勧告で、常態化していたということです。時間外労働月100時間がベースで、中には200時間、300時間を超えていた人もいました。
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私は職人の世界で働いた経験が無いので分かりませんが、おそらく一般の企業より、このような「やりがい搾取」が起こりやすいということは想像できます。とはいえ、2度目の是正勧告であること。そして、「300時間越え」というパワーワードがショッキングですね。
新卒時、私は商社営業(中小企業)を3年ほど経験しました。その会社も時間外労働が常態化しており、固定の営業手当というものを支給され残業代はゼロでした。※注:固定残業代=営業手当が実働残業代を下回っているときは、その差額をもらえるはずですが、そんな知識はありませんでした。
当時の私が月80時間~100時間の時間外労働で、土日祝は休みという環境でしたが、これでも仕事が合わないこともあり、脳が焼き切れる寸前でした。(笑) ですので、「300時間」というワードを見たときは、衝撃でしたね。私のように、仕事が合わないと思っている人なら、まず不可能な数字です。だからこそ、「やりがい搾取」と呼ばれているのでしょうね。
こんな企業を減らすにはどうしたら良いのでしょうか?
- 労働生産性を上げる。そのためのデジタル化を進める。
- 転職へのマイナスイメージを払拭する。転職で大半の人は給料が下がります。私もそうでした。
- 労働基準監督署へ訴えやすくする。
- 企業へのペナルティを強くする。
- そもそも、危険を感じたら、そんなところでは働かない。・・ですが、転職へのマイナスイメージに就職難も加わり、新卒で選択した企業なら、難しいです。
私のようなサラリーマンは、強いスキルを会得できれば転職も容易いでしょうが、いわゆる普通の人には厳しい社会情勢ですよね。普通の人が、環境の良い会社に入るためには、有名大学から新卒で入るほうが可能性が高いです。ゆえに、古来からの教えである、「良い大学に入って良い会社」というのは今も変わらず・・といった感じでしょうか。
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