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アーリーリタイアと読書 20

読書

貧乏アーリーリタイアと相性が良い趣味である読書。

私は月に2~3冊読むくらいのライトな読書好きですが、最近、面白かった本がこちらです。

成瀬は天下を取りにいく(著)宮島未奈

滋賀県を舞台に「主人公」成瀬あかりの周辺で起こる出来事を描く。
周囲から変わった子と思われても、ブレることなく興味の赴くまま我が道を突き進む、これぞ「主人公」の物語。
2024年に本屋大賞を受賞。

成瀬は小学生の頃から、歌や絵、けん玉やシャボン玉まで、あらゆる賞を総なめにする女の子。目立ち過ぎて小学生の時、仲間外れにされても意に介さず。

「髪は1か月に1センチ伸びる」という話を検証するため、高校入学前に自らスキンヘッドするなど、ぶっ飛んだ行動力と才能を持っています。

とにかく成瀬が魅力的。

人の目ばかり気にして生きて来た人間には、眩し過ぎます。

超人だと思っていた成瀬も、友人の東京引っ越し問題で、びっくりするくらい不調になります。

悩まない人間なんていないのだ。

しかし、解決策が分かれば即実行するのが、さすが「主人公」。

なお、嫌なキャラは出て来ません。

うざったい諸問題も削り取っていますので、綺麗なものだけを見られます。

それゆえ読後感が清涼。

ひっぱり回されているように見えた友人島崎の

「わたしはずっと、たのしかったよ」

が、もっとも刺さりました。

なお、コミカライズされています。

コミック版は未読ですが、試し読みした限り楽しそう。

青い春を数えて(著)武田綾乃

こちらも青春小説。

「成瀬」と比べると、少しほろ苦さがありますが、こちらも読後感は清涼。

5人の女子高生の話で、彼女らはそれぞれ、思春期にありがちな悩みを持っています。

私は「白線と一歩」が、一番チクリときました。

高校の放送部での話ですが、

友達は大会で結果を出すが、自分は「結果が出ない事が怖くて」大会から逃げる。

友達と比べられて、自分の方が劣っていると現実を突きつけられるのが怖い。

傷つくのが怖いから逃げているのに、そのくせ他人の功績を羨んでいる・・・。

小説の彼女は見事に克服しますが、これは思春期で処理しきれない人が多いのではないでしょうか。

私は中年になっても、自分の事を言われているようでムズムズしました。

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