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アーリーリタイアと読書 16

読書老荘思想 読書

 貧乏アーリーリタイアと相性が良い趣味である読書。図書館で1日楽しく過ごせる方は、アーリーリタイア適正が高いと思います。私は月に2~3冊読むくらいのライトな読書好きですが、最近、面白かった本がこちらです。

マンガ 老荘の思想

 子どものときからしみついている「孔子の儒教的な思想」がピンと来ない人が辿り着く(であろう)老荘思想。それをマンガで分かりやすく説明しています。なかなか実践するには難しいところもありますが、弱肉強食の現代社会が生き辛い人には、光明が差すかもしれません。
 乱暴に要約すると・・老子の教えを、寓話などを使って分かりやすくして発展させたのが荘子です。「あるがままで生きよう、勝ち負けなんてどうでもいい」という思想ですね。老荘の入門にお勧めです。

宗教対立がわかると「世界史」がかわる

 私は「宗教」「占い」といったものには一線を引いて生きて来ました。と、言いながらも困ったときは神頼みをしてしまいます。平和な日本に住む私でもこのざまですから、政情不安定で明日をも知れない時代及び地域に生まれたら、宗教は無くてはならないものになることは、言うまでもありません。
 この本ですが、読みやすいですが内容は硬派です。現在進行形のウクライナ・ロシア戦も根底には宗教があることが序盤に書かれていました。また、上記の老子の思想も、この本では道教という宗教に分類されていました。仏教と道教の関係も面白いですね。
 昔も今も、宗教間の対立が戦乱や混乱の原因になるのは悲しいことです・・。


 先月、早期退職募集に応募しました。順当に平均寿命まで生きることができれば、長い隠居生活となります。リタイア後は、余裕をもって穏やかに生きたいと思っているのですが、そのヒントを掴めたような気がします。

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