Fund of the Year 2022の感想

　投信ブロガーが選ぶ！ Fund of the Year 2022が発表されました。投資を始めたばかりの方に、参考になるランキングだったのですが、2022年は、初心者には難しい商品も混ざっていました。とりあえず、ランキングと純資産と信託報酬を並べてみました。

	ファンド名	純資産(円)	信託報酬
1	eMAXIS Slim全世界株式	8802億	0.11%
2	ニッセイ外国株式	4439億	0.1%
3	eMAXIS Slim米国株式	1.7兆	0.1%
4	VT	2.6兆	0.07%
5	eMAXIS Slim先進国株式	4014億	0.1%
6	ｾｿﾞﾝ･ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙﾊﾞﾗﾝｽ	3369億	0.56%
7	ひふみ投信	1403億	1.08%
8	楽天・VTI	7944億	0.16%
9	結い2101	484億	1.1%
10	農中長期厳選投資おおぶね	271億	0.99%
11	楽天・VT	2459億	0.2%
12	たわら先進国株式	2622億	0.11%
13	SBI・V・全米株式	1332億	0.09％
14	SBI・V・全世界株式	193億	0.13%

　青字と緑字は、私の積立銘柄となっています。eMAXIS Slim先進国株式は毎月積立銘柄、たわらノーロード先進国株式は、iDeCoでの積立銘柄になります。ともに大きな欠点は無く、無難な銘柄です。

　１位は、去年と同じく全世界株式です。日本人（私も）はこれが大好きですね。信託報酬も安く、コツコツと積み立てるなら、これ１本で良いです。世界に分散しているという安心感があり、下げ相場でも精神的に良さそうです。

　３位、S＆P５００です。１位の中身を見ると６０％以上が米国です。それなら、米国１本で利益の最大化を図った方が良い・・という考えなら、こちらですね。

　６位、株式と債券が50%のバランスファンドですね。資産構成比の比率が自分の思惑にバッチリ当てはまる方なら、良いのかな？　自分でこの比率にするには、先進国株式、先進国債権、国内株式、国内債券、４つの組み合わせになるので確かに面倒。

　７位、ひふみ投信。頑張っている人気アクティブファンドです。中型日本株で運用し、TOPIXを上回る成績をあげています。信託報酬に納得できるなら良いと思います。上級者向け or ファン向け。

　９位、結い２１０１。「良い会社」に投資するアクティブファンドです。主要投資対象は､国内外の上場株式および未上場株式。信託報酬が高く、小型グロース株という内容も尖っています。上級者向け or ファン向け。

　１０位、農林中金おおぶね。米国株式中心のアクティブファンドです。ただし、流行りのGAFAMへの投資ではありません。組入１位アンフェノール、２位マコーミック・・、と渋いラインナップが続き、組入１０位までで構成比５０％越えと、これまた尖った構成です。上級者向け or ファン向け。

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　初心者が株式の投資信託を積み立てるならば、シンプルに全世界か米国の、いずれかで良いと思います。具体的な銘柄で言いますと、１位３位のeMAXIS Slim、１２位１３位のSBI・V、順位外ですがSBIゆきだるま、このあたりが信託報酬が安くて買い易いですね。それぞれ構成銘柄数やベンチマークが違いますので、お好みで選んでください。