先進諸国は大量生産と大量消費に首まで漬かり、たとえば世界中の人が日本人なみの生活をしたら地球が2.8個分必要になると言われています。アメリカ人なみなら地球は5個いるそうな・・。
と、言われましても、今更、生活レベルを下げるわけにもいきませんし、下げたところで、経済の歯車が狂って誰も喜ばない結果になりそうです。
話が少し変わりますが、わたしは、ロスジェネ世代ですので、受験もそれなりに厳しく、就職もそれなりに厳しい時代でした。社会人になっても給料が上がらず踏んだり蹴ったりに見えますが、「誕生ガチャ」は悪く無い、むしろ良かったと思っています。
あと数十年早く生まれたら戦争に遭遇してしまいますし、あと数十年遅く生まれても超高齢化時代に突入し、(何もしなければ)人口減で経済も萎んで行くことでしょう・・。生まれの階級も日本人総中流社会まっただ中で、お金に苦労することはありませんでしたし、大学までの学費も全額、親に出してもらえました。
下記の記事が少し前に載っていました。
この記事の〆付近には、次のように書いてありました。
厳しい就職活動を勝ち抜いたと思ったら、ITバブルの崩壊、そしてリーマンショック。震災後、アベノミクスで格差が助長されたと言われていますが、多少上向きになったかと思えば、このコロナ禍……「良い時代なんてなかったよ」という嘆きもうなづけます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/66ec579544d31c0f808b4b1022b7c0d9ffbd6f13?page=2
そんな今年44歳ですが、厚生労働省『令和2年賃金構造基本統計調査』によると、手取り給料20万円以下(額面26万円以下)の割合は実に40.1%。5人に2人は手取り20万円以下というなか働いています。
同年代のこの状況を見ると、生まれる時代を呪う方もいるでしょうが、例えば高度経済成長期でも、場所によっては、とんでもない公害問題が起きていますし、バブル景気で1万円札を掲げてタクシーをとめていたような時代でも、5年後には弾け飛んで、大変な目にあった方がたくさんいます。
最初に書いた通り、 世界中の人が日本人なみの生活をしたら地球が2.8個分必要になると言われている、この日本に生まれただけでも超ラッキーだと思います。どうにもならないようなことについては考えても意味が無いので、自分の能力で可能な範囲で足掻いて、自分の幸せを掴み取りたいと思います。
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