この頃、毎日のように商品の値上がりのニュースが流れて来ます。政府は低所得世帯に5万円を給付をしたり、対応をしているように見えますが、物価を上げることは自民党がずっと望んでいたことです。「なんとかせねばならん。」と、表向きは言いつつ、内心はほくそ笑んでいるのでしょう。
給料が上がっているのなら良いのですが、給料そのままで生活必需品の値段が上がっていくのは、辛いですね。
約50兆円にもなる日本人のタンス預金に、わざわざ資産課税しなくとも、物価を上げてしまえば、相対的に目減りします。現状は、今更リスクが取れない小金持ちのお年寄りに最もダメージがあるのではないでしょうか。(その層の方々は悠々と逃げ切れるとは思いますが)
では、日本銀行が目標に掲げている「2%のインフレ率」というのは、どの程度の効果があるのでしょうか。
これによりますと、2%のインフレ率が継続すると、36年目には「現金資産」が実質的に半減する計算になります。資産形成世代は、これを踏まえて資産運用に励まなければなりません。少なくとも銀行預金一本槍では、よほど稼ぐ能力がある人で無い限り、厳しい未来になりそうですね。
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