貧乏アーリーリタイアと相性が良い趣味である読書。図書館で1日楽しく過ごせる方は、アーリーリタイア適正が高いと思います。私は月に2~3冊読むくらいのライトな読書好きですが、最近、面白かった本がこちらです。
13歳からの地政学: カイゾクとの地球儀航海
何気にベストセラーとなっている地政学入門本です。「13歳からの〇〇シリーズ」は、いろんな分野が出ていますが、入門には最適ですね。
物語形式で話が進みます。中高生の兄妹が、「ひょんなことから」アンティークショップのおじいさんに地政学を教えてもらう、といったストーリー展開です。私はアニメ映画「耳をすませば」に出てくるショップを想像しました。内容的には、「13歳からの」という題名どおり、小中学生レベルの話ですので大人が読むと物足りないかもしれません。
しかし、店主との対話を通じて成長していく兄妹の姿が美しく、ラストシーンで「自分にとっての世界の中心はどこだろうか?」という問いに、素晴らしい答えを出す姿が眩しく感じました。地政学に初めて触れる子どもには最適の一冊かと思います。
読み終わってから、GoogleMAPで海外の地図やストリートビューを何時間も眺めてしまいました。
続いて、もう一冊がこちら。
最貧困女子 著:鈴木大介
現代日本において、「ファンタジーか!」と思うような貧困のリアルが取材されています。精神・発達障害の女の子が、生まれる場所ガチャに失敗すると、「健康で文化的な生活」をおくることが極めて難しくなります。その多くが性産業で搾取される末路を辿ります・・。
話に共感できなくとも、「最貧困層」を知っておくだけでも、社会保障・生活保護に対する考え方に厚みがでるかと思います。内容は、なかなかにヘビーですが、一度は読んでおくことをお勧めします。
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