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アーリーリタイアと読書 その6

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 アーリーリタイアと相性が良い趣味のひとつである読書。図書館で1日楽しく過ごせる方は、アーリーリタイア適正が高いと思います。しかし、ハズレな本を読んで無駄な時間を過ごしたくない方。本屋大賞候補作を読んでいれば、まず間違いないですね。私が最近良かったと思った本がこちら。

滅びの前のシャングリラ

「一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる」学校でいじめを受ける友樹、人を殺したヤクザの信士、恋人から逃げ出した静香。 そして―荒廃していく世界の中で、四人は生きる意味を、いまわのきわまでに見つけられるのか。 圧巻のラストに息を呑む。

「BOOK」データベースより

 正直言って、よくある題材ではあります。映画や小説で1年に1回くらいは見ている気がしますね。↑に書いてあるような圧巻のラストでは無いです。普通ですので、そこには釣られないようにして下さい。

 最初は、オムニバス形式のストーリー仕立てかな?と思いましたが、序盤終わりくらいには、各キャラクターの繋がりがだいたい分かり始めます。終末に近づいていくにつれ人心が荒れていき、破壊的な宗教(オウムがモデル)や、いわゆる「無敵のひと」が町中に増えていきヒリヒリする展開が続きます。
 いじめられっこの成長と恋、その両親の数十年ぶりの邂逅、最終章の人気歌手(浜崎あゆみがモデルかな?)の破壊と帰還。それらが最後に繋がり、終わりを迎えます。読み終えた時、私は、この小説の世界が少しだけ羨ましくもありました。金持ちも貧乏も、幸せな人も不幸な人も、全員平等にゼロになってしまうのも爽快だと思ってしまいました。まあ、私はサバイバルもできず、食料の強奪もできそうにありませんので、終末の日の前にリタイアしてしまいそうですが。(笑)
 最初にも書きましたが、同じような話を見たことがあり、二番煎じ感は強いですが、文章が読みやすいこと、そして、私自身がこのディストピア物というジャンルが大好きなので、楽しく読めました。

 本題とは外れるのですが、リアルだなあ、と思った描写が「学校生活での掃除態度と学校カーストの関係」です。掃除をよく頑張る生徒、普通にこなす生徒、全力でサボる生徒で、カーストが分かれます。ちなみにサボる生徒が「上」である。と、いうもの。・・同じ光景を学生時代に見た記憶があります。カースト上位の生徒は、掃除中に遊んだり、異性とお喋りしたりしていました。そんな光景を普通に掃除をこなす私が、「早く終わりたいから遊んでないで掃除しろや!」と心の中で思っていました。

 ちなみに読後に思い出した作品が「終末の過ごし方」です。人気作家の伊坂幸太郎「終末のフール」も似た作品ですが、私は、前者の方が思い入れが強いですね。

 名前の通りの終末モノで、こちらは1週間後(週末)に世界が滅びます。高校を舞台にした青春小説であり、死を扱う作品ですので少しの哲学要素もトッピングされています。
注:元は18禁ゲームです。音楽、テキストともに良いですよ。

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