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アーリーリタイアと読書 その8

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 アーリーリタイアと相性が良い趣味のひとつである読書。図書館で1日楽しく過ごせる方は、アーリーリタイア適正が高いと思います。私も読書がそれなりに好きなのですが、最近、興味をもった本がこちらです。

 垣根涼介著「涅槃 上」です。戦国時代のお話で、いわゆる時代小説ですね。少し前に、静かなブームだった、「じんかん」を読んで感動したので、この小説を選んだわけです。
 「じんかん」は戦国三大悪人の一人、松永久秀のお話で、(こちらも、とても面白いのでお勧めです。)今回の「涅槃」は、こちらも戦国三大悪人の一人、宇喜多直家のお話です。
 宇喜多直家は、暗殺、毒殺、裏切り、という手段を用いて勢力を拡大させていったため、世間の評価は梟雄、悪人といったところでしょうか。大河ドラマでも、そういったイメージで描かれています。こんな感じですね。↓

軍師官兵衛の宇喜多直家、悪そう・・。

ついでに、お勧めゲーム信長の野望大志の松永久秀も貼っておきますね。

KOEIのゲームでは、常にこんな感じです。

 「じんかん」と同じく、なぜ暗殺、毒殺、裏切りという事態になったのか。「武士などなりたくない、商人になりたい。」と言っていた不遇の少年時代から書き進めることで、直家の新たな側面が見えてきます。

 あいかわらず図書館で借りているわけですが、下巻が3人の予約待ち状態で、年を跨ぎそうな気がします。図書館で上下巻を借りるときの不都合です・・。

 ちなみに戦国三大悪人の最後の一人は斎藤道三です。織田信長の舅ですので、一番有名ですね。道三の小説といえば、有名どころで司馬遼太郎著「国盗り物語」があります。道三と信長の話で、誰もが認める傑作です。
 マイナーですが、宇月原晴明著「黎明に叛くもの」も、設定がぶっ飛んでいて楽しいです。こちらは松永久秀が主人公、斎藤道三がサブ主人公といった感じです。伝奇小説といわれるジャンルで、少し読み難いかと思いますが、太陽である信長に対し、勝てない戦いを挑む暁星である久秀が健気で、一度ハマれば一気に読めるかと思います。

 結論:「後世の評価が悪人」を違う切り口から見るのは楽しい。

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