2022年の資産運用において、我々個人投資家が念頭に置かなければならないことは何でしょうか? なお、積立インデックス投資家は、粛々とやっていきましょう。私も、毎月積立のemaxis slim 先進国株式 and 新興国株式インデックスへの投資は何も考えずに続けます。
- コロナ 誰もどうなるか読めません。現在進行中の事実としては、既存株から急激に置き換わっているオミクロン株は感染力は強いものの死亡率は1/4になったということです。楽観シナリオで行きますと、このまま新たな変異株が生まれずに、収束に向かっていきます。・・いってくれたらいいですね。
- 選挙 日本で夏に参議院選挙。アメリカで秋に中間選挙。選挙は基本的に買いのチャンスになることが多いです。短期取引が好きな方、狙ってみるのはどうでしょうか?
- 地政学上のリスク もっとも起こりそうなのがロシアとウクライナの衝突ですね。遠い国の話ですので、何がどうなって経済にどのような影響を及ぼすのかは、まったく分かりません。(戦争=株価が下がる、ではありません。アフガン戦争やイラク戦争のときは株価は上がっています。)
昨年の夏に、ブラッドランドという本を読み、ロシア(旧ソ連)がウクライナに対して行ったホロドモール(計画的にウクライナ人を餓死させる方策)について知ることができました。あの頃から何も変わっておらず、歴史から何を学んだんだろう・・という思いになりますね。当のウクライナ人は、どのように心境なのでしょう? - アメリカ量的緩和策の縮小(テーパリング) FRBいわく「インフレが加速し雇用が急激に回復する。これ以上の政策支援は必要無い」とのことです。
テーパリングは2022年必ず実施されます。結論を先に書いておきますと、一時的には株価は下がるでしょうが、長期的に見ると問題は無い。という見方が良さそうです。
まず、これについては去年からFRBが、再三予告をしていましたので、魔法の言葉「市場おりこみ済み」になっていることが予想されます。しかし、過去のデータを見るとやはり、テーパリング直後は株価が下がっていますので、こちらも短期取引が好きな方は狙いにいって良いのではないでしょうか?
そしてテーパリングによってアメリカ経済が一時的に冷やされても、「基本的なアメリカ株価の動き=右肩上がり」は、変わらないかと思います。
米FRB、テーパリング終了を2022年3月末に前倒し決定、利上げは2022年に3回見込む(米国) | ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース
1や4など、私の希望的観測を書いています。「テーパリングなど織り込み済み、株価まったく反応無し。」なんてシナリオもあり得ますよね。個人的には、少し下がってもらった方が買いやすいので、助かるのですが。
S&P500種は10%調整へ、夏までに-ウェルズFのハービー氏
S&P500種株価指数は夏までに10%調整すると、ウェルズ・ファーゴのストラテジスト、クリストファー・P・ハービー氏が予測した。
こちらの記事も、「S&P500種株価指数は夏までに10%調整、ただ、調整は短期にとどまり年終盤には盛り返す」との予測です。
調整シナリオに入った場合は、S&P500種4300あたりを一つの基準として考えておけば良さそうですね。
2022年も早期リタイアを目指す同志の皆様にとって良い年になるよう祈っています。
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